話下手だから…大人しい性格だから…と何かにつけて自分の性格のせいにして、嫌な思いばかりしてきました。
特に恋愛関係は、散々でしたね。
自分から積極的にいこうとせず、「こんな話がつまらない奴なんて、好きになってくれる子なんていないよ」と常に否定的にしか考えていませんでした。
どうせ相手にされない
自分の外見はイケメンではありませんけど、ブサイクでもないと思うんです。
自己評価ですけど、中の中だと思います。
女子からモテるわけでもないですけど、気持ち悪がられることもありません。
ちょっと話すくらいはできますけど、必要最低限の会話くらいで、仲の良い友達っていう子はいませんでした。
高校に入学してすぐに、同級生の子のことを好きになりました。
でも、当然話ができません。
可愛いなんて思ってしまうと、余計に緊張してしまって、どうにもなりませんでした。
しかも、その子が好きなタイプは
明るくて面白い人
ということを耳にして
俺は絶対に相手にされることはない
告白なんてしても、確実にフラれる
傷つくだけだから、諦めよう
と早急に諦めたことがありました。
それからも恋愛なんてものとは縁がなかったです。
あっという間に3年生になり、卒業間近になりました。
男友達との会話の中で、KちゃんとYくんの話になりました。
2人は1年生の時の同級生だったんですけど、夏ごろから付き合うことになったみたいで、よく一緒に登下校しているのを見かけていました。
ただ、衝撃的なことを聞いたんです。
男友達が言うには、Kちゃんは1年の頃、私のことが気になっていたそうなんですね。
外見が好みでいてくれて「良いなぁ」と思っていたけど、あまり喋らない人だし、Kちゃんもベラベラ話し掛けてくるタイプではなかったので、仲良くなることもなく、クラス替えになったとか。
「マジかよ!!!!!」と驚きました。
前述しましたけど、好きになった人がいたけどすぐに諦めて、その後「Kちゃんってカワイイなぁ」と思ったこともあったんです。
でも、やっぱり「どうせ、相手にされないよ」と思って、好きになることもありませんでした。
その時に、積極的に話しかけていたからと言って、上手くいっていた保証はありませんけど、場合によっては今、Kちゃんの隣にいるのはYくんではなくて、私だったかもしれないんですよね。
まぁ、その話を聞いて、とても後悔しました。
会話って大切なことなんだと、改めて思いましたね。
楽しい会話ができるようになった
その後、人に好かれる会話術を学び始めました。
これは、文字通りいろいろな人と仲良くなることができる話術なんですね。
各シチュエーションごとに、どんな話をすれば良いのかが、簡単に理解できてしまいます。
これを学んでから、女性と会話することが簡単にできるようになりました。
緊張することもなく、こちらも楽しめるし、相手も笑顔でいてくれるんです。
そうなると苦手意識も薄れてきますから、相手が誰であっても話し掛けることができるようになりました。
それでいて、嫌われることもないし、逆に好かれることの方が多いかもしれません。
女性からのお誘いも多くなってくれて、20歳超えてからですけど、遅咲きながら青春を謳歌できている感じですね。
不可能なことなどない!
大切なのは自分のことを悪く思わないことですかね。
自分が大人しくてつならない奴と思っているなら、周りにもそう思われても仕方がないことです。
もちろん、大人しい性格を一気に明るい性格に返ることは難しいことだと思いますけど、不可能なことでもありません。
過去がどうであっても、少しずつでも良いから変えていくだけです。
一つ一つの積み重ねが、大きく花開く時がくるものですよ。